作曲、DTMで煮詰まってしまったら、、、楽譜を見ながら打ち込みを楽しむ。

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UnsplashMichael Maasenが撮影した写真

こんにちは、DTMをのらりくらり30年続けているトミーです。

楽しいはずの作曲やDTMがなかなかアイデアが出てこなくて
煮詰まってしまうことってありますよね?

そんな時に試していただきたいのが、自分の好きな曲を打ち込んで
一曲の音源として完成させてみることです。

え~、楽譜を見ながら打ち込みすることに何かメリットはあるの?って
感じる方もいらっしゃるかと思います。

私が思うメリットをご紹介していきましょう!

楽譜を見ながら打ち込みすることのメリット

  1. 比較的短時間で1曲の音源が完成する
  2. 自分の知らなかった作曲技法やアレンジが体感出来る。
  3. 単純に楽しい。

一つずつ詳しく解説してきますね。

楽譜を見ながら打ち込みすると比較的短時間で1曲の音源が完成する

作曲テクニックを上げるために、耳コピを推奨される声はよく聞きます。

これに関しては、100%同意します。

しかしながら、2点デメリットがあります。

1つ目はやはり、難しいので時間がかかりすぎるということです。

好きなだけ音楽に時間を使える方がいらっしゃるならともかく
現代のみなさんはお仕事等、他にも時間に追われることも多いと思います。

そんななかで耳コピを丸々1曲完了するのって、膨大な時間がかかり、
挫折の原因になってしまう可能性もあると思います。

何度も言いますが、耳コピにチャレンジすることのメリットは大きいですが、
挫折してしまっては意味がないですし、楽しむことが一番大事です。

逆説的に楽譜を見ながら打ち込みすることによって、
耳コピにチャレンジする下地も出来てきますので、オススメです。

楽譜を見ながら打ち込みするってことは答えを見ながら、作業をすることですから
ある程度の時間をかければ、必ず1曲のまとまった音源にたどり着けます。

もし、耳コピに挫折してしまった方は、楽譜を見ながら打ち込みすることに
もう一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

楽譜を見ながら打ち込みすると自分の知らなかった作曲技法やアレンジが体感出来る。

私が楽譜を見ながら打ち込んでいるとよく感じることが
『自分って案外ちゃんと曲聞いてないなぁ』ってことです(汗)

音楽を聴く環境って人それぞれだと思うのですが、
通勤途中にiPhone等で聞いたり、車の中で流しっぱなしにしたり、、、。

人間って無意識に一日約60000回もいろいろなことを考えているらしいです。
そんな中、集中して聴いている事自体少し無理がありますよね?

聞きながら、ふと今のメロディーかっこよかったなぁとかあると思うのですが、
細かい分析まではしてないと思います。

しかし、楽譜を見ながらだとしても1曲を打ち込みするとなると
ある程度しっかりその曲の深い部分まで自然と向き合わざるを得なくなるという
効用があると思います。

楽譜を見ながらだとしても打ち込みして1曲が完成すると単純に楽しい

やはり、人間は人それぞれとは言え、完結することに喜びはあると思うのです。

オリジナル曲の完成よりは満足度が低いかもしれない。
耳コピが完了の完成よりは満足度が低いかもしれない。

でも、必ず一定の満足度はあると思いますし、
付随して、上記にあげた時間的短縮や作曲技法やアレンジの上達がついてきます。

一つ大事なことは自分の好きな曲でやってみるということです。

昔に比べて、バンドスコア等もたくさん出ているとは言えない時代かもしれません。

まずは、アマゾンや楽天で、『〇〇(お好きなバンド名やアーティスト名)+ バンドスコア』、
『〇〇(お好きなバンド名やアーティスト名)+ 楽譜』等で検索するところから
始めてみるのはいかがでしょうか?

メルカリ、ヤフオク等で中古で探すのもアリですね!

一応、ネット上で入手出来るサイトもありましたが、検索しづらく
自分の欲しい物にたどり着くのが困難ですが、一応下記になります。

(無料)U-フレット

(有料)ヤマハ 『プリント楽譜』

コード譜やギターのタブ譜は結構見つかるのですが、
オススメは最低限、メロディーがわかるもの、コードがわかるもの
そして出来れば楽器構成が全てわかるもの
そういう意味でベストはバンドスコアです。

なぜ、バンドスコアが良いのか?

ここでなぜ、バンドスコアが良いのか?

まず一番最初の利点がその曲の『キー』が視覚的に一発で分かるということです。

こちらの例では、1小節目に調号(#やb)が何もついておらず
3小節目では#が2つついています。

つまり、Cメジャーキーで始まり、3小節目でDメジャーキーに転調しているのが
一目瞭然で分かります。

これが耳コピですと、慣れるまで案外わからなかったりします。

また、こちらの水色の音符は両方とも『ファ(F)』の音ですが、
左の『ファ(F)』は調号に何もない『Cメジャーキー』だから普通の『ファ(F)』。

右の『ファ(F)』は調号に#がついている『Dメジャーキー』だから『ファ#(F#)』
みたいに理解が出来るわけです。

作曲の最低限の知識

オリジナル曲を作る、耳コピをする、いづれにしても避けては通れない
音楽知識が3つあります。

  1. キー
  2. スケール
  3. ダイアトニック・コード

なぜ、これが必要なのかっていうのは、別に音楽という概念を作った人の
嫌がらせとかではなく(笑)
これを知っていることで、先の予測が立てやすかったり、
スムーズな作曲ができるからなんですね。

パッと曲を聞いて、『キー』が判別できるとしたらすごいことです。
難しいです。

でも、楽譜を見たら誰でも一発で分かります。
(ある程度、調号の記憶等は必要ですが。。。)

その曲がCメジャーキーであればスケール的に使いやすい音は#やbのない
ドレミファソラシドであり、
使いやすいコードはC, Dm, Em, F, G, Am, Bm(b5)となるわけです。

その他のバンドスコアの利点

もう、これはたくさんの利点があるのですが、

  1. コード進行がわかる
  2. コードとメロディーの関係が分かる
  3. どんな楽器構成か分かる
  4. 自分が歌うためのカラオケが作れる

コード進行がわかる

これはもう載ってますから、そのままですね。

耳コピでは最初はコードを判別するのにも苦労します(汗)

基本的なダイアトニック・コードだけではなく、
オンコードやノンダイアトニック・コードなどもどういう使い方をしているのか
学べますね!

コードとメロディーの関係が分かる

これも見て、打ち込むことによって
このコードの時に、コードの○度の音からメロディーが始まってるとか
コードの切り替わりの前、後、同時のどれから始まっていて
全体的にどういう響きなのか?とか判別出来ますね!

どんな楽器構成か分かる

これも例えば、最初はピアノと軽いドラムだけとか
2番からアコギが入ってきたとか、聴いてるだけだと流してしまっている部分が
しっかりと体感できますよね?

自分が歌うためのカラオケが作れる

これも歌がお好きな方はぜひやって欲しいですね。

楽器が全く弾けなくても、歌は生音ですから曲に新しい風が吹きます。

自分はマンション住まいで、大きな声で歌うのは難しいので
近くのスタジオで個人練習の扱いで歌を録音したりして楽しんでます。

大体はお一人なら一時間500円から1000円位で利用出来るのではないでしょうか?

やっぱり、スタジオで歌うのは気分も上がりますし、
スタジオのスタッフの方とおしゃべりしたり、楽しいですよ。

お近くに利用できるスタジオがあれば、ぜひ一度やってみてください。

また、歌を録音したら、ミックスも勉強したいなぁとか
新たな目標が出来たり、楽しさが加速します!

楽譜を見ながら打ち込みするだけでも、学びになるけど、こういう所にも注目!

楽譜を見ながら打ち込みするだけでも、間違いなく学びになりますが、
下記の部分も注目すると、自分の引き出しが増えていきます。

  1. ダイアトニック・コード以外の特殊なコードは使っていないか?
  2. 楽譜に#やbは出てきていないか?
  3. アレンジで気になるかっこいい箇所はないか?
  4. 途中で拍子や調が変わったりしていないか?

これらは必ずしもどの曲にも登場するわけではありませんが、
もしあれば、その楽曲の聴かせどころになっているケースが多いですので、
メモして、自分の曲に活かしていくのが良いですね。

ダイアトニック・コード以外の特殊なコードは使っていないか?

これは、先程もご説明した
基本的なダイアトニック・コードだけではなく、
オンコードやノンダイアトニック・コードなどもどういう使い方をしているのか等ですね。

楽譜に#やbは出てきていないか?

楽譜に#やbが出てくるということは少しキーのルールから外れていることを
しているということになります。

先程調号のお話をさせていただきましたが、
これは簡単に言うと、調号を先につけておくことで#やbがなるべくつかないように
しているとも言えます。
(楽譜が#やbだらけになったら、見づらいですしね)

もし、こういう部分を見つけたら、どういう意図でこの音を使っているんだろうと
考えてみるのもすごく勉強になります。

アレンジで気になるかっこいい箇所はないか?

これは人それぞれかっこいいと思う部分は違うかもしれませんが、
ハッと感じる部分は少し深掘りするといいかもしれませんね。

例えば、ここの部分は全パート同じリズムで全部揃えていて
一体感があって、かっこいいなぁとか。

ギターソロで全パート楽器が鳴っていたのに、
その後にサビに戻ったら、歌とピアノだけになって
インパクトあるなぁとか?

途中で拍子や調が変わったりしていないか?

これはアレンジにも通ずる部分ですが、

例えば、サビ前に4/4拍子で進んでいたものが、一小節だけ2/4拍子のキメがあるとか?
最後に転調してキーが半音上がるとか、全音上がるとか?

まとめ:作曲、DTMで煮詰まってしまったら、、、楽譜を見ながら打ち込みを楽しむ。

作曲、DTMで煮詰まってしまうことって結構あると思います。

そんな時、何か手を止めずに楽しめることないかなぁと
気分転換的に楽しんでいただける参考になったとしたら嬉しいです。

  1. 楽譜を見ながら打ち込みすることのメリット
  2. 楽譜を見ながら打ち込みすると比較的短時間で1曲の音源が完成する
  3. 楽譜を見ながら打ち込みすると自分の知らなかった作曲技法やアレンジが体感出来る。
  4. 楽譜を見ながらだとしても打ち込みして1曲が完成すると単純に楽しい
  5. なぜ、バンドスコアが良いのか?
  6. 作曲の最低限の知識
  7. その他のバンドスコアの利点
    1. コード進行がわかる
    2. コードとメロディーの関係が分かる
    3. どんな楽器構成か分かる
    4. 自分が歌うためのカラオケが作れる
  8. 楽譜を見ながら打ち込みするだけでも、学びになるけど、こういう所にも注目!
    1. ダイアトニック・コード以外の特殊なコードは使っていないか?
    2. 楽譜に#やbは出てきていないか?
    3. アレンジで気になるかっこいい箇所はないか?
    4. 途中で拍子や調が変わったりしていないか?

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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