作曲、DTMに少し慣れてきたら、読みたい本 – 梅垣ルナさんの『イメージを1曲に仕上げる作曲テクニック』

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こんにちは、DTMをのらりくらり30年続けているトミーです。

作曲やDTMをやっていると煮詰まってしまうことってありますよね?
勉強の方法はいくつかありますが、書籍で勉強するのはコスパも良く
オススメです。

とはいえ、世にはたくさんの書籍が溢れかえっており、
限られた時間の中、選択するのはとても大変です。

今回は、私が読ませていただいて、すごく良かった
梅垣ルナさんの『イメージを1曲に仕上げる作曲テクニック』という本を
どんな点が良かったのかをレビューさせていただき、
作曲、DTMの勉強の参考にしていただければと思います。

この書籍の良かった点はこの7つ

この書籍をオススメしたい点は下記の7つです。

  1. ワンコーラス(Aメロ、Bメロ、サビ)だけではなく
    フルコーラス(イントロ、エンディング等も含めて)解説してくれている
  2. 付録にオーディオデータだけではなく、MIDIデータもついている
  3. 実際の曲作りのようにステップを踏んで解説してくれている
  4. メロディーについても解説してくれている
  5. セクションごとにイメージからコード進行を作って解説してくれている
  6. リハーモナイズについても、実践、解説してくれている
  7. サンプル楽曲が良い

唯一のデメリットといえば、本当に作曲を始めたばかりの方や
音楽理論が全くわからない方(ダイアトニック・コード等)には少し難しいかも?

逆に基礎的な作曲理論はもうわかるし、引き出しを増やしたいなんて方には
うってつけの書籍ではないでしょうか?

1.ワンコーラス(Aメロ、Bメロ、サビ)だけではなくフルコーラス(イントロ、エンディング等も含めて)解説してくれている

作曲の書籍や、You Tube等の作曲のやり方などは、
結構ワンコーラス作って、『はい、終わり』というものも多いのではないでしょうか?

結構、ワンコーラスは出来たけど、そこにイントロつけたり、間奏つけたり、
Dメロつけたり、エンディングつけたりって難しいと思うんです。

この書籍ではフルコーラスで解説してくれているので、
この点がすごく良かったです。
ここの壁を感じている方にはすごく参考になるのではないでしょうか?

欲を言えば、1番と2番のAメロの違いを出すとかあれば良かったですけど、
そうすると、アレンジの範疇になってしまいますし、
この書籍の趣旨から外れてしまうので、仕方ないですかねぇ。

2.付録にオーディオデータだけではなく、MIDIデータもついている

最近の作曲、DTM関係の書籍には付録でファイルがついているのは
当たり前といえば、当たり前ですが、オーディオファイルしかついてないのも
多いですよねぇ。
しかし、オーディオファイルってさらっと聞いて終わっちゃうと思うんです。

DAWソフトをお持ちの方は、実際にMIDIファイルを読み込んで
研究されることをオススメします。

私はCUBASEを使っているのですが、

実際に読み込むとこんな感じですね。

コードトラックを追加して、『Chord』のデータをドラッグ&ドロップすると

こんな感じでCUBASE側でもコードが表示されますし、

『Melo』のトラックをキー・エディターで表示して
左上のグローバルトラックのコードトラックをクリックすると
コードとメロディーの関係が一目瞭然ですね。

もちろん書籍にもこういった図は載せてくれているのですが、
特に電子書籍ですと、小さくて見づらいですし、
実際に自分で手を動かすことが重要だと思います。

ただオーディオファイルを聞き流すだけでは、記憶に残らないですし
ここから自分なりにメロディーをいじったり、コードを変更してみたりって
やってみることが結構大事だと思います。

3.実際の曲作りのようにステップを踏んで解説してくれている

皆さん、実際に作曲される際の手順には幾通りもあると思いますが、
特にフルコーラスで完成したいとなると、この書籍を丸々マネするのも
いいんではないかと思います。

曲の全体像のイメージを考える
       ↓
セクションごとのイメージを考える
       ↓
セクションごとにうまくつなげることを考える
       ↓
イントロ、間奏、エンディングを考える
       ↓
コード進行をブラッシュアップする

こんな感じで順を追って、フルコーラスまとまるように
そして、最終的にブラッシュアップした形を説明してくれています。

4.メロディーについても解説してくれている

この点も非常に参考になりました。

メロディー作成に特化した書籍ではメロディーの解説もしっかり
してくれている書籍もありますが、
作曲本というと、あまりメロディーのことには触れず
音楽理論(コード進行)のみに終止する書籍も多いですよね。

メロディー作りを言語化するのは非常に難しいとは思うのですが、
メロディーに使っているスケールやこういう理由でこの音を使っている等の
解説があり、個人的にはすごく参考になりましたね。

5.セクションごとにイメージからコード進行を作って解説してくれている

具体的に著者がイメージされたことからコード進行を作成されていて
それを解説してくれているので、わかりやすいですね。

当たり前ですが、明るい雰囲気を出したいのにマイナー調だったり
寂しい雰囲気を出したいのに、超メジャー系ではおかしいですからね。

言語化してくれているイメージから、こういうコード進行にしましたと
言われると、『なるほど~』となることがとても多かったですね。

6.リハーモナイズについても、実践、解説してくれている

ここが稲垣ルナさんの真骨頂じゃないでしょうか?

著者の他の書籍も何冊か読みましたが、オシャレなコード進行がとても多い印象でした。

正直言いますと、自分はあまり複雑だったり、ジャジーな響きは
あまり好きではないのですが、かっこいいなぁと思う部分は参考にさせてもらえばいいし
自分はシンプルな方が好みだなぁと思えばそれでいいと思います。

どちらのほうが優れているということではありませんからねぇ。

でも、知っていて使わないのと知らないから使えないのでは
全く意味が違ってくると思います。

そういう意味では、同じ曲をリハーモナイズしてくれて、
リハーモナイズ前と後の両方とも提供してくれているのは
本当にありがたかったですね。

両方聴き比べたり、一部リハーモナイズを採用したり、
自分でその中間的な雰囲気を探ってみたりしてみると
自分の学びもアップするのではないでしょうか?

7.サンプル楽曲が良い

やっぱりサンプル楽曲がオシャレでとても良いです。

好みはあるかと思いますが、説明がすごく良いのに
サンプル楽曲が全然良くないから、なんかピンと来ないなぁってことありますからね。

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まとめ:作曲、DTMに少し慣れてきたら、読みたい本 – 梅垣ルナさんの『イメージを1曲に仕上げる作曲テクニック』

いかがでしたでしょうか?

皆さんの作曲本選びの参考になれば非常に嬉しいです。

特にだいぶ作曲に慣れてきたかなぁって方には
本書籍内に5曲の実例が入ってますので、順序立てて
手を動かして、実践されると相当レベルアップするのではと思います。

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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