Last Updated on 2023年4月18日 by tommy1106
こんにちは、メロハーを愛して30年、トミーです。
今日は2023年2月17日発売のFIRST SIGNALのFACE YOUR FEARSのレビューを
独断と偏見でさせていただこうと思います。
FIRST SIGNALといえば、ハードロック史に燦然と輝くHAREM SCAREMの
ボーカリストであり、メインソングライターであり、中心人物のハリー・ヘスを
ボーカリストとして専念してもらうプロジェクトとでも
言えばいいのでしょうか?
今回もメロディのシャワー溢れる、素晴らしい作品になってます。
メンバー
今回で5作目となる本作ですが、前作の4作目『CLOSER TO THE EDGE』発売から
わずか約10ヶ月のみの間隔での新作リリースとかなり異例と言えるのでは
ないでしょうか?
ライナーノーツによると
プロデューサーはミケーレ・グアイトリなる人物。
ボーカルはもちろん、ハリー。
ギタリストはマルコ・パストリーノ
ベーシストはミケーレ・グアイトリ、兼プロデューサーってことですね。
ドラムスにマルコ・アンドレエット
お恥ずかしながら、ほとんど知らない方たちです。
ソングライターとして、前作すべての曲に関わっていた
アレッサンドロ・デル・ヴェッキオは今回は2曲のみのクレジットに
なってますね。
正直、アレッサンドロさんの才能は誰もが認めるところだとは思いますが、
いかんせん最近はあちらこちらで活動しすぎて、少しマンネリ感が
否めない印象だったので、今作はどんな感じか?
期待しながら聞いてみました。
レビュー/個人的には89点
最初の1周を聞いた感想は少しハードさにびっくりしましたが、
よく聞くと名曲がゾロゾロ出てきたという感じでした。
HAREM SCAREMの活動がイマイチ不安定な中、
ハリーの才能を埋もれさせることなく、こういった音楽を提供してくれる
FRONTIERS RECORDには感謝ですね。
1.UNBREAKABLE
いきなりのアップテンポな曲ですね。
少し今までのアルバムに比べて、ハード&ヘヴィな感じですね。
サビでポップで覚えやすいメロディーが来て、
なかなかの佳曲です。
2.SITUATION CRITICAL
続いても、ハードでメタリックなイントロですが、
ハリーのヴォーカルで少し憂いのある感じに仕上がった
HAREM SCAREMのハード版といったところでしょうか?
3.SHOOT THE BULLET
こちらも、アップテンポでハードな始まりですが、
ハリーのボーカルが入ると、独特のHAREM SCAREMぽいというか
やっぱりこの声は唯一無二なんですよね。
サビの哀愁あるメロディが大好きです。
4.ALWAYS BE THERE
ヘヴィさの中にも光るメロディがたくさん出てくる佳曲ですね。
Bメロのハリーの心からの叫び的な歌唱にサビはどうなる?って聞いてたら
サビはガラリと雰囲気が変わり、なんかクセになる曲です。
5.DOMINOES
こちらもFIRST SIGNALというイメージよりはハード&ヘヴィなイメージで始まり
サビでガラリと雰囲気が変わりますね。
しかし、ハリーはどんな曲でも個性が負けてないですね。
6.RAIN FOR YOUR ROSES
この曲が私個人的にFIRST SIGNALといえば、こんな感じだよねって曲。
でも、不思議と作曲は今回初めて参加した方みたいですね。
サビの出だしのメロディが最高!
HAREM SCAREMの1STアルバムを想起させる感じもありますね。
7.FACE YOUR FEARS
タイトルトラックですね!
淡々と聞いてたんですが、サビでメロディの音域が急に高くなり
ここにキュッと胸を締め付けられるような哀愁を感じます。
これも少しかすれたハリーの声にピッタリです。
8.NEVER GONNA LET YOU GO
こちらはHAREM SCAREMぽいというか、FIRST SIGNALぽいというか
期待通りの曲ですね。
ミュージックビデオも出てたので、1STシングル的な感じなんでしょうか?
9.NOT THIS TIME
何となく後半は少しハードさが薄れてというか、
いわゆるオーソドックスなメロディアス・ハードな世界が構築されてます。
最初に聞いた時に後半の曲の方が耳馴染みが良かった気がします。
この曲も自分にとってはそんな印象ですね。
10.IN THE NAME OF LOVE
最初にイントロを聞いたとき、今までの雰囲気とだいぶ違って『えっ?』って思ったんですけど
ハリーのボーカルに鳥肌が立つ、素晴らしい名バラードです。
HAREM SCAREMの『HONESTLY』を思い出しました。
11.NEVER BE SILENCED
何か一番最近のHAREM SCAREMっぽい感じがするなぁと思ったら
ハリーもこの曲の作詞・作曲に関わってるんですね。
アルバム内で一番キャッチーな感じで、逆にそれがアクセントになってるかも?
12.IN THE NAME OF LOVE(ACOUSTIC VERSION)
10曲目のバラードのアコースティック・バージョンですね。
オリジナルのドラマティックな感じに比べて、
ピアノとストリングスのみをバックに歌うハリーの歌声が耳に入ってきます。
こういう歌が上手い人のアコースティック・バージョンは大好きです。
まとめ:メロハー オススメアルバム 2023年2月17日発売 FIRST SIGNAL/FACE YOUR FEARS
最初に聞いた時は、こういうハード&ヘヴィな感じを予想してなかったので、
少し面食らった感じで、イマイチかなぁと感じたのですが、聴き込めば聴き込むほど
味のある良質なメロディ満載のアルバムで、
今までのFIRST SIGNALやHAREM SCAREMが好きな方なら
まちがいなくお気に入りになる1枚ではないでしょうか!
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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