Last Updated on 2025年2月20日 by tommy1106
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DTMをやっていると音源探しに悩むことはありませんか?
理想のサウンドがなかなか見つからず、何時間も制作の流れが途切れてしまう。
そんな経験、一度はありますよね。
実は、多くのDTMクリエイターが同じ悩みを抱えています。
DAWソフトには最初から、サンプル音源、プラグインなど多くのネタがあるのは
嬉しいことではあるのですが、膨大な音源の中から最適なものを選ぶのに時間がかかり、
制作のモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
無料でもらえたり、自分で有料のものを購入して追加すれば、その数はさらに膨大です。
しかし、DTMで音源を探す際に、ちょっとお試しいただきたい方法を
提案させていただきたく、今回記事にしてみました。
こちらの記事を参考にしていただければ、あなたの理想のサウンドを素早く見つける
お手伝いができるかもしれません。
ジャンルやムードに合わせた音源の選び方をこの記事で全て解説します。
楽曲制作、特にアレンジの作業は、適切な音源選びから始まります。
この記事を読めば、DTMの音源の探し方が向上して、時間の短縮に!
理想のサウンドを見つけ、より表現力豊かな音楽制作の世界へスタートしましょう!
なぜ、音源の探し方が重要なのか?
私は日頃から、音源を探すのにとても時間がかかっており、
何とかならないものかと思っておりました。
特にサンプル音源の使い方、自分の理想とするサウンドを手早く
見つける方法はないものなのかと試行錯誤しておりました。
サンプル音源といえば、LoopcloudやSpliceが有名で
聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
私はLoopcloudを使っているのですが、400万を超えるサウンドが
提供されており、選択肢が多い反面、理想とするサウンドに辿り着けないと
感じておりました。

全部チェックするのは無理だよね。
音楽制作はただでさえ、時間がかかるものです。
時間短縮出来るところは、やっておきたいものですよね?
AIに検索するキーワードを提案してもらおう!
Loopcloudの場合、理想のサウンドを見つけるのに、いろいろな方法が
あるのですが、一番使うのは、みなさんがネット検索されるように
キーワードを入れて探していくことが多いと思うんです。
しかし、400万サウンドもあれば、ただギターとかピアノとか入れても
あまりにも膨大すぎます。
また、理想のサウンドを言語化するのって意外に難しいと思いませんか?
〇〇の△△の曲みたいな雰囲気のサウンドが欲しいけど
言葉にするとなんだろうって、なりませんか?私はなります(汗)
また、こういったDTM関連のプラグインとかって基本的に海外製が多いので
英語で検索しないと駄目なケースも多いですよね?

Loopcloudもまさにそうなんです。
そこで、今回Loopcloudで理想のサウンドを探すためのキーワードを抽出する
プロンプト(AIに対する命令文)を考えてみました。
Loopcloud以外にも応用出来ると思いますし、
後半Loopcloud以外にも使ってみますので、ぜひ最後までお読み下さいね。
理想のサウンドを検索するためのプロンプト
# 前提条件:
– タイトル:理想のサウンドを探索・発見する
– 依頼者条件:音楽制作に興味があり、自分の作品に最適な音を見つけたい人
– 前提情報:基本的な音楽理論の知識と、ソフトウェアの操作スキルがあること
– 目的と目標: 自分の創造性を表現できる独自のサウンドを見つけ、作品に活用すること
# 実行指示:
理想のサウンドを探索・発見するためのキーワードを提案してください。
以下のカテゴリごとに5つずつ具体的なキーワードを挙げてください。
各キーワードは指定された形式に従ってください。
## 理想のサウンドのアーティスト
richard marx
## 理想のサウンドの楽曲名
right here waiting
## 探索したい楽器
piano
### 楽器
[楽器名]
### ムード
[形容詞] + [楽器名]
### ジャンル
[ジャンル名] + [楽器名]
### 演奏スタイル
[演奏スタイル] + [楽器名]
回答は上記のフォーマットに厳密に従い、各カテゴリに5つのキーワードを英語で箇条書きで提供してください。
追加の説明や解説は不要です。
今回は参考楽曲から特定の楽器の雰囲気やジャンルを組み合わせたキーワードを
抽出出来るような形にしました。
黄色いマーカー部分をお好きなものに変更していただいて、
コピペして、ChatGPT等のAIで送信していただければ、
使っていただけると思います。
今回は私の大好きなリチャード・マークスのピアノが特徴的なバラード曲から
キーワードを抽出してみます。
楽器名からのキーワード
今回はカテゴリーを4つにわけて、それぞれ5つずつキーワードを提案してもらいました。
1つ目は楽器名からのキーワードです。

こんな回答でした。
上の3つは誰もが知っていると思われる楽器名そのものですよね?
下の2つは私はあまりこの言い方は聞いたことがありません。
何度か試してみたのですが、たまに面白い回答が得られるので、
このカテゴリーを残しておきました。
もちろん、AIの回答も100%正しくはないので、存在しない楽器名が
出てきたりもしますが、試してみるのはタダですからね。
今回は『Synth Piano』で検索してみました。

検索結果は709個でした、でもどうせシンセなんでしょって思ってましたが、、、
何かなんとも言えないけど、ピアノですよね~。
普通に検索したのでは、絶対見つからなかったと思いますが、
結構好きです。
楽曲のムードからのキーワード
このカテゴリーは一番使い勝手がいいのではないかと思います。

何となく気になったのが、Dreamy Pianoでした。

WAVファイルに限定したら、検索結果は113件でした。
どんなのがあるんだろう???
これもかなり私好みです(笑)
楽曲のジャンルからのキーワード

これは全部ありがちな感じではありますよね?
元の曲は、『Ballad Piano』か『Pop Piano』といったところなんでしょうが、
無理やり5つ提案してもらうことで、新たな発見があるかもしれません。

今回はあえて、『Classical Piano』にしてみました。
検索結果は187件ですね。
うーん、案外と好みの物がなかったのが意外でした。
しかし、これだけ絞られてると探す気になりますね。
左の画像がサンプルパックの画像なので、一つ気に入らなければ
その画像の物は外していけばいいので、時間短縮になりますね。
演奏スタイルからのキーワード

『Arpeggiated Piano』っていうのはありそうな感じですよね?
『Legato Piano』と『Staccato Piano』は奏法としてはあるけど、
あまりこういう言い方は聞かないですかね?
『Broken Chord Piano』は『Arpeggiated Piano』と同じような理解、、、
『Stride Piano』で検索してみたところ、、、
Loopcloudの方の誤認識か?PianoとStringsが一緒になったような
ものばかり出てきました。
が、stringyという名のついたファイル名からこんなのが引っかかりました。
なかなか良くないですか?こんな偶然もあります(笑)
Loopcloudに興味を持っていただいた方は、ぜひこちらの記事にも遊びに来て下さい!
CUBASEのMedia Bayでも試してみた!
私はCUBASEというDAWを使っていますが、内蔵でMedia Bayという機能がついていて
これもたくさんのオーディオファイルが入っているのですが、
こちらも膨大なサンプルから理想のサウンドを探すのは非常に困難です。
『Warm Piano』

『Ballad Piano』

ただ『Piano』で検索すると、大変な作業になりますが、
かなり検索結果が絞られて、探しやすくなりますね!
キーワードから適したプラグインを提案してもらう
ついでに、オーディオファイルを使用するのではなく、
自分で打ちこんでいく場合ももちろんありますよね?

こんな感じで聞いてみたところ、、、

こんな感じでかなり親切に回答してくれました。
CUBASE内蔵のHalion Sonic SEのプリセット音色をキーワードで検索してみた
他にも膨大なプリセットが含まれるCUBASE内蔵のHalion Sonic SEから
好みの音色を探すのに使えないか、検証してみました。

ただ、『Piano』で検索すると94個のプリセットの候補がありますが、

このように『Warm Piano』で検索すると、22個のプリセットが絞られたようです。
だいぶ、理想のプリセットが見つけやすくなりそうですね。
全てのキーワードが使えるわけではないですが、
かなり作業がスムーズになるのではないでしょうか?
プロンプトの便利さと重要性
いかがでしたでしょうか?
ただでさえ、音楽制作には時間がかかるのに、
特に自分の理想のサウンドや音色を見つけるのは最も時間がかかる作業と
言えるのではないでしょうか?
このようなプロンプトを一度作ってしまえば、
毎回基準となる楽曲や楽器名を入れ替えれば何度でも使えることが
非常に魅力的です。
今回のように1つのプロンプトからAIの回答をいろいろな箇所に
応用することも可能です。
とはいえ、毎回同程度の結果を得られるプロンプトを作るのは
結構大変だったと言わざるを得ません。
何度も修正を繰り返して、今回のプロンプトで毎回同程度の回答が
得られるようになりました。
音楽制作を少しでも楽に出来るようにAIを取り入れられないかと思った時には
プロンプトの『プ』の字も知らない状態でした。
しかし、ある無料セミナーでChatGPTの基礎から、プロンプトの基礎、
プロンプトの修正などを学んだことにより、
音楽制作のみならず、生活のいろいろな場面でAIやプロンプトとは
切っても切れない状態になりました。

私はこちらの無料セミナーに参加したことで
今まで出来なかったことが出来るようになったり、
欲しい情報が入手出来る時間が短縮されたりと
大げさではなく、人生の質が向上して、選択肢が広がったように感じます。
現在日本でプロンプトの第一人者の方が主催しているセミナーですが、
無料で参加出来るので、リスクはないですし、
ご興味がある方にはぜひ参加してみて欲しいです。
まとめ:DTMの世界が広がる!音源の探し方の新しいアプローチ
DTMをやっていく上でとても時間のかかる音源の探し方の効果的な方法をご紹介しました。
LoopcloudやSpliceなど膨大なサンプルライブラリーから、
あなたが求めるサウンドを今までより素早く見つけるお手伝いになっていれば嬉しく思います。
また、多くのDAWには豊富な音源が同梱されています。
膨大な音源から必要なものだけを選んでいくことで、新たな音色との出会いもあるでしょう。
DTMの音源の探し方のコツの一つは、自分の好きなアーティストが
使用している音源を参考にすることです。
これにより、モチベーションを保ちながら、理想の音作りに近づけます。
また、より絞られた結果から必要な音源のみ試聴を重ねることで、
自分のスタイルに合った音源を見つけやすくなります。
効率的な音源探しは、制作時間の短縮につながり、
より楽しく音楽制作に取り組めるようになるでしょう。
こちらの記事が読んでいただいた方のお役に立てていれば、幸いです。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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