【作曲初心者向け】曲が完成しない8つの理由とシンプルな対処法

作曲

Last Updated on 2025年4月28日 by tommy1106

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はじめに 【作曲初心者向け】曲が完成しない悩みは誰もが通る道

「せっかく作曲を始めたのに、なかなか1曲が完成しない…」
「途中まで作ったけど、気づけば未完成のまま放置してしまう…」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、これは作曲初心者のほとんどが一度は経験する“壁”です。

アイデアはあるのに形にならない、モチベーションが続かない、
気がつけば新しい曲ばかり作り始めてしまう――。

私自身も、何度もこの壁にぶつかり、未完成の曲がパソコンの中に
山積みになっていた時期がありました。

でも安心してください。

曲が完成しないのは「才能がないから」でも「センスが足りないから」でもありません。

実は、多くの初心者が同じような原因でつまずき、
それに気づかないまま悩み続けてしまっているのです。

この記事では、作曲初心者が陥りやすい「曲が完成しない」理由を8つに分けて、
今日から実践できるシンプルな対処法とともに解説します。

あなたの曲作りが、最後まで楽しく続けられるようになるヒントを、ぜひ見つけてください。

未完成の曲が「完成した!」という達成感に変わる瞬間を、一緒に目指しましょう!

なぜ作曲初心者は曲を完成できないのか?

作曲を始めたばかりの頃、
「どうしても曲が最後まで完成しない」「途中で手が止まってしまう」
と悩む人はとても多いです。

作曲を始めてばかりの頃どころか、私も数十年作曲やDTMを続けてきておりますが、
そんなことはしょっちゅうあります。

これは決してあなただけの問題ではないんです。

実際、作曲を趣味や仕事にしている多くの人が、特に最初は同じ壁にぶつかっています。

曲作りは、正解のない作業です。

その分、途中で「これでいいのかな?」「もっと良くできるかも」と迷いが生まれたり、
思ったように進まなくてモチベーションが下がったりすることも珍しくありません。

また、作曲という作業は、メロディやコード進行、アレンジ、ミックスなど、
さまざまな工程が複雑に絡み合っています。

どこから手をつけていいのか分からなくなったり、
途中で「自分には無理かも」と感じてしまうのも自然なことですし、
やることが多すぎて圧倒されてしまいますよね?

実は、未完成の曲がたくさんできてしまうのは、
作曲初心者だけでなく、経験者にもよくあること。

むしろ、最初からスムーズに曲を完成できる人の方が珍しいというか
ほぼいないと言ってもいいでしょう。

だからこそ、今あなたが「曲が完成しない」と感じていても、
それは決して自分を責める必要は全く無いですし、才能がない証拠でもありません。

むしろ、あなたが本気で音楽に向き合っているからこそ、そうした悩みが生まれているのです。

このあと、よくある「曲が完成しない」8つの理由と、
すぐに実践できるシンプルな対処法をご紹介します。

あなたの曲作りが、少しでも前に進むきっかけになれば幸いです。

曲が完成しない8つの理由とシンプルな対処法

完璧を求めすぎてしまう

作曲をしていると、「もっと良いメロディが浮かぶはず」「このアレンジで本当に大丈夫かな?」と、つい細部までこだわりすぎてしまうことはありませんか?

多くの初心者が最初から「100点満点の曲を作らなければ」というプレッシャーを感じ、
納得できるまで何度も手直しを繰り返してしまいます。

その結果、曲作りが終わらず、いつまでも未完成のままになってしまうのです。

実は、音楽のプロでも最初から「完璧な曲」はなかなか作れません。

どんな名曲も、作り手が「もっとこうしたかった」と思う部分を抱えたまま
世に出ていることが多いというのはよく聞く話です。

大切なのは、「まずは最後まで作り切ること」

最初から100点を目指すのではなく、「60点でもいいから、とにかく1曲を完成させる」
ことを意識してみましょう。

【対処法】
まずは「この段階でOK」と自分に許可を出し、完璧を求めすぎずに曲を完成させてみてください。

一度最後まで作り切ることで、達成感を味わえたり、次の課題が見えてきたりと、
確実に成長につながります。

「完璧じゃなくていい、まずは完成させる」――
この意識を持つだけで、曲作りのハードルがぐっと下がりますよ。

アイデアが途中で尽きてしまう

作曲を始めたときはワクワクしてメロディやコードがどんどん浮かんでくるのに、
途中で「この先どう展開したらいいかわからない」「新しいアイデアが出てこない」と
手が止まってしまうことはありませんか?

これは多くの作曲初心者が経験する悩みです。

最初のひらめきだけで曲全体を作り切るのは、実はとても難しいこと。

アイデアが尽きてしまうと、「自分には才能がないのかも…」と落ち込んでしまい、
曲作り自体が嫌になってしまうこともあるでしょう。

でも、アイデアが途中で枯渇するのはごく自然なことです。

プロの作曲家でも、アイデアが止まってしまったときは、無理にひねり出そうとせず、
日ごろから“アイデアのストック”を意識しているという話をよく聞きます。

【対処法】
おすすめは、日常的に思いついたフレーズやリズム、コード進行などをスマホのボイスメモなどに
記録しておくことです。

また、好きな曲や参考にしたい楽曲を分析し、「この展開は使えそう」
「このコード進行を自分の曲に応用できるかも」とアイデアの引き出しを増やしておくのも
効果的です、マネをするのってとっても大事だと思います。

困ったときは、ストックしたアイデアや参考曲を見返してみましょう。

新しい発想が生まれたり、行き詰まった部分を突破できるヒントがきっと見つかります。

作業の全体像がつかめていない

作曲を始めてみたものの、「次に何をすればいいのかわからない」
「気づいたら途中で迷子になっている」という経験はありませんか?

曲作りは、メロディ作成、コード進行、アレンジ、録音、ミックスなど、
いくつもの工程が複雑に絡み合っています。

特に初心者のうちは、全体の流れやゴールが見えないまま作業を進めてしまい、
途中で手が止まってしまうことがよくあります。

作業の全体像がつかめていないと、「今どこにいるのか」「あと何をすれば完成なのか」
がわからず、不安になったり、やる気がなくなってしまいがちです。

これは、電車に乗ったはいいものの、東京駅に向かうはずが
どこに行ったら良いのか、わからなくなって、大阪に向かったり、仙台に向かったり
してるようなものです。

途中で『本当にこの電車で合ってる?』と立ち止まってしまうのも無理はありません。

【対処法】
まずは「作曲フロー」を自分なりに可視化してみましょう。

たとえば、
「①コード進行→②メロディ作成→③アレンジ→④録音→⑤ミックス→⑥マスタリング→⑦完成」
といった流れを紙やノートなどに書き出してみるのがおすすめです。

というか、最初の内は①コード進行→②メロディ作成→③完成でいいと思います。

私がよくやってしまうのが、理想的なコード進行が見つかった時、
ピアノとかギターでフレーズ作りがしたくなって、それが終わったら
あの楽器足して、この楽器足してと、わけわからなくなってる(汗)

コード進行を組み立ててる時はそれに集中、
メロディ付けてる時はそれに集中、

ステップ・バイ・ステップでやり方を固定するのもアリかもしれませんね。

今自分がどの工程にいるのか、あと何をすればゴールなのかが明確になるだけで、
作業がぐっと進めやすくなります。

また、1曲ごとに「チェックリスト」を作ってチェックしていくのも効果的です。

達成感も得られますし、迷子にならずに曲作りを進められますよ。

全体像をつかむことで、不安や迷いが減り、曲を最後まで完成させる力が自然と身につきます。

モチベーションが続かない

作曲を続けていると、どうしても「やる気が続かない」「モチベーションが下がってしまう」
そんな時期が訪れます。

これは誰にでも起こる自然な現象であり、決してあなただけに起こるではありません。

モチベーションが続かない原因はさまざまですが、主に目標が大きすぎたり、
達成感が感じられなかったり、日常生活の忙しさや疲れが影響していることが多いです。

特に初心者は、曲作りの全体像が見えにくく、
どこまで進んだのか分からず不安になることもあります。

【対処法】
モチベーションを維持するためには、小さな目標を設定し、
それをクリアするたびに自分にご褒美をあげる方法がおすすめです。

例えば、「今日はメロディの1フレーズを作る」「コード進行をサビの部分だけ完成させる」
など、達成しやすい具体的な目標を立てましょう。

小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感が高まり、
次の作業への意欲も自然と湧いてきます。

また、ご褒美は甘いものを食べる、好きな動画を見る、短い休憩を取るなど、
自分が楽しめることなら何でも構いません。

私は結構ヘビースモーカーなのですが、ここまでがんばったら
1本吸っていいよってよくやります。

結構ここまでがんばって、早く吸いたいってなり、進んでたりします。
体には良くないかもしれませんけどね、、、

さらに、作曲の時間を習慣化することも効果的です。

毎日決まった時間に少しずつ作業を進めることで、やる気に左右されずに継続しやすくなります。

大変かもしれないですけど、30分早く起きて作曲の時間に充てるとかも
私はよくやりました、朝って何か静かですごく有意義な時間が過ごせるんですよねぇ、
これは人によるかもしれませんが、、、

モチベーションが下がっても焦らず、まずは小さな一歩を踏み出すことが大切です。

月並みですが、継続は力なり

あなたの曲作りが楽しく続くよう、ぜひ試してみてください。

時間が取れない・後回しにしてしまう

忙しい日々の中で、作曲の時間を確保するのは簡単なことではありません。

仕事や学業、家事やプライベートの予定に追われていると、
どうしても曲作りが後回しになってしまいがちです。

気づけば「また今日も作業できなかった」と自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

しかし、時間が取れないことは多くの方が直面する共通の課題であり、工夫次第で解決可能です。

大切なのは、作曲を特別な大仕事と捉えすぎず、日常の中にうまく組み込むことです。

【対処法】
まずは、作曲の時間をあらかじめスケジュールに組み込むことをおすすめします。

カレンダーアプリや手帳に「作曲タイム」として予定を入れ、
他の予定と同じように優先順位をつけましょう。

これにより、作曲の時間を確保しやすくなります。

また、短時間でも集中して作業できるようにタイマーを活用するのも効果的です。

例えば、25分間作曲に集中し、5分休憩を取る
「ポモドーロ・テクニック」を試してみてください。

短時間の集中作業は、忙しい中でも効率的に進める助けになります。

人間が集中力を保つのに30分程度がベストと聞いたことがあります。

そして、『25分間しか出来なかった』ではなく、
『25分間も出来た』とする考え方もすごく大切だと思います。

やった自分を褒めてあげて下さい、やらない理由なんていくらでも見つかるのですから。

時間がないと感じるときこそ、工夫して作曲の時間を作り出すことが、
曲を完成させる大きな一歩となります。

ぜひ、スケジュール化やタイマー活用術などご自分のスタイルに合うやり方を取り入れて、
無理なく曲作りを続けていきましょう。

技術や知識不足で手が止まる

作曲を進めていると、時に「ここが難しい」「どうやって進めればいいかわからない」と感じて
手が止まってしまうことがあります。

これは、技術や知識がまだ十分でないために起こる自然な現象です。

初心者は特に、音楽理論やDAWの操作、ミックスの基礎など、
多くの新しいことを同時に学ばなければならず、圧倒されてしまうことも少なくありません。

しかし、すべてを一度に完璧に理解しようとすると、かえって作曲が進まなくなってしまいます。

重要なのは、必要最低限の知識だけを学びながら、実際の作曲作業を進めていくことです。

【対処法】
まずは、曲作りに直接関係する基本的な音楽理論やDAWの使い方を優先的に学びましょう。

例えば、コードの基本構造や簡単なリズムパターンの作り方、DAWの基本操作などです。

これらを押さえることで、作曲の土台がしっかりし、手が止まる場面が減ります。

また、わからないことがあっても、すぐに完璧な答えを求めず、
まずは仮で進めてみることも大切です。

作りながら学ぶことで、理解が深まり、次第にスムーズに作業が進むようになります。

技術や知識不足で手が止まるのは当たり前ですし、成長の過程です。

焦らず一歩ずつ進めていきましょう。

他人と比べて自信をなくす

SNSやYouTubeで他の人の曲を聴いたとき、
「自分の曲は全然ダメだ…」「あの人みたいに上手くなれない」と
落ち込んでしまうことはありませんか?

今は誰でも手軽に自分の音楽を発信できる時代。

ネット上にはプロ顔負けのクオリティの楽曲や、才能あふれるクリエイターがたくさんいます。

そんな中で自分の未完成な曲や、思い通りにいかない作品を、
つい他人と比べて自信をなくしてしまうのも無理はありません。

しかし、他人と比べて落ち込むことは、あなたの成長を止めてしまう大きな原因のひとつです。

音楽は本来、誰かと競争するものではなく、自分自身の表現や成長を楽しむもの。

大切なのは、昨日の自分よりも一歩前に進んでいるかどうかです。

【対処法】
自分の成長に目を向けるためには、まず「過去の自分」と「今の自分」を比べてみましょう。

たとえば、1ヶ月前や半年前に作った曲と今の曲を聴き比べてみると、
きっと何かしらの進歩や変化に気づけるはずです。

また、小さな成長やできるようになったことをメモしておくのもおすすめです。

「今日は初めて自分でコード進行を考えられた」「サビ部分のメロディを作れた」など、
どんな小さなことでも構いません。

こうした積み重ねが自信につながり、
他人と比べることなく自分のペースで楽しめるようになります。

音楽はあなた自身のもの。

焦らず、自分の成長をしっかり感じながら曲作りを続けていきましょう。

途中で新しい曲に手を出してしまう

作曲をしていると、突然新しいアイデアが浮かんできたり、
「もっと良い曲が作れそう!」という気持ちになって、
今作っている曲を途中で放置してしまうことはありませんか?

「これも作りたい」「あれも試してみたい」と次々に新しい曲に手を出してしまうと、
気づけば未完成の曲ばかりが増えてしまい、どれも完成しない…という悪循環に陥りがちです。

これは、誰もが経験する“誘惑”です。

新しいアイデアは刺激的で、今作っている曲よりも魅力的に感じてしまうもの。

しかし、次々に手を出してしまうと、結局どの曲も仕上がらず、
達成感を得られなくなってしまいます。

【対処法】
この問題を解決するには、「1曲ずつ締切を決めて取り組む」ことが効果的です。

たとえば、「今週中にこの曲を完成させる」「〇日までにアレンジまで終わらせる」
といった具体的な期限を自分で設定しましょう。

締切があることで、集中力が高まり、途中で他の曲に気を取られにくくなります。

少しキツイかなぁ位の締切がオススメです。

あまりキツすぎてもプレッシャーになりますし、
ゆるすぎると必要以上にダラダラしてしまいますからね。

まとめ:【作曲初心者向け】曲が完成しない8つの理由とシンプルな対処法

ここまで「曲が完成しない」8つの理由と、それぞれのシンプルな対処法をご紹介してきました。

どの悩みも、作曲を始めたばかりの人だけでなく、経験者でも何度もぶつかる“壁”です。

あなたが今、思うように曲を完成できなくても、
それは決して才能やセンスの問題ではありません。

むしろ、悩みながらも音楽に向き合っている証拠であり、
成長している途中だからこそ感じるものです。

作曲には、正解はありません。

うまくいかない日があっても、少しずつ前に進んでいる自分を認めてあげてください。

「今日は1フレーズだけ作れた」「昨日よりも1つ新しいことを学べた」――
その小さな積み重ねが、やがて大きな自信と喜びにつながります。

何より大切なのは、「音楽を楽しむ気持ち」を忘れないこと。

うまくいかない時こそ、好きな音楽を聴いたり、音楽の楽しさを思い出してください。

あなたのペースで、あなたらしい音楽を、ぜひこれからも作り続けてください。

曲が完成したときの達成感は、何度味わっても格別です。

その喜びをたくさん感じられるよう、心から応援しています!

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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