コード進行を勉強したいので、SCALER 2を導入して使い方を学んでみた!

DTM

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こんにちは、DTMをのらりくらり30年続けているトミーです。

今更ながら、巷でにぎやかなPlugin Boutigue社の『Scaler 2』を
セールということで導入してみました。

たまたま見た広告でセール最終日だったので、つられて駆け込みで
購入したのですが、少し想像していたものと違っていました。

今流行りのコード進行を無限に生成してくれる的なものを
想像していたのですが、そういうものではないようです。

『失敗したかなぁ?』と最初は思ったのですが、使っていくうちに
段々と『やっぱり、買ってよかったかも』と思えるようになってきました。

こちらでは、面倒くさがりの私がSCALER 2を今後どのように
活かしていこうか、検証していきたいと思います。

まずは基本的なセッティングから

何はともあれ、まずはMIDIキーボードを鳴らしてみました。

普通にド・ミ・ソと鍵盤を押さえると、押さえた音と、コードが表示されますね。

また、ピンクで囲まれた箇所を切り替えることによって、
ピアノの鍵盤と、ギターのフレットボードと好きな方を表示させることができて、
水色で囲まれた箇所ではSCALER 2の内蔵音色を好みのものに変更することが
出来ますね。

あとは最初に気になったのが、コードチェンジのタイミングがデフォルトでは
2拍ごとだったんですね(1小節にコードが2つ)
人それぞれ好みはあるかと思いますが、自分はとりあえずは1小節にコードが1つが
良かったので、変更しました。

設定ボタンをクリックして、

CHORD DURATIONを『4 BEATS』に変更して、
『SET AS DEFAULT』をクリックすると
次回からは1小節にコードが1つがデフォルトになります。

基本的な使い方

DETECT

『DETECT』の部分では、例えばメロディーが出来ているけど、
スケールやキーがわからないといった場合に役立ちます。
録音ボタンを押して、MIDIキーボードを演奏すると、、、

こんな感じで『F#』の音以外を白い鍵盤だけで弾いてみたら
きちんと想定通り、Gメジャースケールを提案してくれてます。

SCALES

『SCALES』を選択すると、スケールに沿ったダイアトニック・コード(?)を
提案してくれてます。(今回はCドリアン・スケールにしてみました)
自分はそういう発想はなかったですし、これからもあまり使わなそうですが、
変わったスケールを使って、曲作りをしたいなんて方には便利かもしれませんね。

SONGS

『SONGS』ではこのようにジャンルごとに膨大なコード進行の
プリセットが入っていました。

とりあえず『Common Progressions』を触ってみましたが、
1番右の部分が自分は気に入りました。

基本同じコード進行が、少しずつ複雑になっていくイメージです。

個人的にはあまり複雑なコードより、シンプルでストレートな
トライアド(三和音)の方が好きだったりしますが、
時にはオシャレなコードを追加したくなりますので、
こういう感じで段階的に複雑になっていくコード進行を提示してくれるのは
ボイシングやリハーモナイズの勉強にもなりそうです。

『TRIADS』

トライアドなのに、2番めのコードがセブンスコードになっているのは
良くわかりませんが(笑)
全て選択して、DAW側にドラッグ&ドロップすればMIDIデータが出来上がります。
右手だけでコードを弾いた感じですね。
もちろん、SCALER側の再生ボタンから試聴することも出来ます。

『SIMPLE』

こちらはコードネームは変わっていませんが、MIDIデータを確認すると
ルートノートが加わり、ボイシングもトップノートを
きちんと合わせてくれているので、いい感じですね。
一番基本的な形といったところでしょうか?

『COLOURED 1』

メジャーセブンスコードや、アドイレブンスコードが加わり
複雑でオシャレな響きになってますね。

『COLOURED 2』

基本的にはシンプルに、最後のアドナインスコードがいいですねぇ。

こんな感じで同じコード進行のボイシングの違うものや
テンションコードを加えた違いをボタン1つで切り替えられると
自分のイメージしているものを見つけやすいのではと思います。

ARTISTS

こちらもこんな感じで膨大なプリセットが入っています。
よりオシャレなコードが多かった印象です。

覚えておきたい機能

ノンダイアトニック・コードが一発でわかる

今回呼び出したプリセットのスケールはFドリアン・スケールになってますが、
スケールに詳しくないと、かえってわかりづらいですよね。

スケールの設定をFマイナー・スケールに変更したところ
2番めの『Ebmaj13/G』というコードがグレーになりました。

これは『Ebmaj13/G』はFマイナー・スケールの音だけで構成された
コードではないですよ~と教えてくれているんですね。

しかも、鍵盤の方でも『D』の音がグレーになっており、
この音がFマイナー・スケール外の音ですよ~と教えてくれているんですね。

これはなかなかすごい機能ですね!

逆にこの部分にメロディーを付けるときは、Fマイナー・スケールの『Db』の音は
基本アウトで、Fドリアン・スケールの『D』を使いなさいってことですね。

簡単にキーを変更できる

他のキーの雰囲気を確認したい、わかりやすいCメジャーキーやAマイナーキーにしたい
なんてことありますよね。

これも簡単です。

ピンクで囲まれた部分の数字を上下して変更します。

+1で1半音上がり、-1で1半音下がります。

今回は5半音下げて、キーをCマイナーに変更しました。

コードを提案してくれる

SCALER 2では大きく3つの画面で出来ることが分かれています。

Aではプリセットの読み込み
Bではコードを変更するネタの確認
Cでは実際にコードの編集が出来ます。

『VARIATIONS』から選択すると、

例えば最初の『Fmin9』のコードのルートは変えたくないけど、
他のコードの選択肢はないかなぁなんて時に

『Fmin』を基準としたコードがたくさん提案されて、気に入ったものを
ドラッグ&ドロップすれば、コードが入れ替わります。

一からコード進行を考えることが出来る

SCALER 2をある程度使ってみて、唯一の不満が
プリセットにサブドミナント始まりのものが全然なかったんですね。

例えば、定番の4536進行のアレンジ版みたいなのが欲しかったです。

でも、コードのサジェスト機能で代用出来そうです。
一番お手軽そうなやり方は、

例えば『SCALES』をCメジャー・スケールに設定して
『VALIATIONS』をサブドミナントの『F』に設定して、好みのコードを探します。

ここでは先頭のコードを『Fmaj add9』にしてみました。

『SUGGEST』→『TONAL or PER SCALE』→『PATTERN』と進みます。

このようなダイアログが表示されますので、『FILL』で進むと

こんなコード進行を提案してくれました。
『TONAL』の場合はスケール外のコードも取り入れた進行が提案されます。

結構めちゃくちゃなコード進行も多かったので、使えるところは使って
個別に変更していくといいと思います。
(たまにこんなコード使うのアリ?ってかっこいい進行に出会います)

『PER SCALE』の場合は基本的にはスケール内のコードで進行が提案されます。
理論的には破綻はしていない進行ですが、気に入らない箇所は個別に
変更していく形ですね。

これはありがたい機能ですね!

ご興味がある方は、こちらが『Plugin Boutique』さんのサイトです。

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まとめ:コード進行を勉強したいので、SCALER 2を導入して使い方を学んでみた!

いかがでしたでしょうか?

まだまだ使いこなせていない機能はたくさんありますが、
ここまでの機能でも個人的には大満足なお買い物でした。

コード進行、スケール等が勉強出来る優良なプラグインですので、
狙っている方は、セール情報等、マメにチェックされて下さい。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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