コード進行のリハーモナイズ! AIで試すなら知っておきたいポイント

CHORD

Last Updated on 2024年11月21日 by tommy1106

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ある程度音楽理論を学んで、基礎的なことはわかってきた。
さあ、もう少しいろいろなコードを使ってみたい。

けど、どこから手をつけたらいいのかわからない…そんな悩みを抱えていませんか?

リハーモナイズという言葉は聞いたことがあるけれど、
自分で考えるのは難しそう…そんな声をよく耳にします。

そこで今回は、作曲初心者でも簡単にリハーモナイズを楽しめるよう、
AIツールを活用したアプローチを解説します。

AIを使えば、セカンダリードミナントやテンションコードといった
テクニックも同時に学べるので、ChatGPTやClaudeなどのAIを使った方法を
例を交えながらご紹介します。

リハーモナイズとは?

リハーモナイズとは、簡単に説明すると、
一度出来ているコード進行を変更することを言います。

曲の作り方は、人それぞれのスタイルがあるとは思いますが、
作曲とは、メロディーとコード進行を作ることだと思います。

ひとえにコード進行と言っても、三和音のみのシンプルなコード進行もあれば
テンションを加えた複雑なコード、ノンダイアトニックコードなど
また、それを組み合わせたりして、可能性は無限です。

私は先にコード進行を先に決めて、メロディーをのせていくスタイルが
好きですが、日によって、シンプルなコード進行の方がメロディーが
出てくる日もあれば、最初からおしゃれなコード進行にして、
そのおしゃれなコード進行を活かすメロディーを意図的にのせるのが
上手くいくときもあれば、様々です。

いづれにしても、違うコード進行を試す選択肢があれば、
楽曲の可能性は広がります。

試してみて、合わなければやめればいいだけですからねぇ。

しかし、いざリハーモナイズしようと思ってもいいアイデアが出なかったり
学んだ音楽理論が頭から消えてしまっていたりとかありませんか?

そこで今回はAIにリハーモナイズをお願いしてみようと思ったわけです。

AIにリハーモナイズをお願いするプロンプト

AIにリハーモナイズをお願いするプロンプト(命令文)はいろいろあると思うのですが、
今回は下記にしてみました。

——————————————————————————————

#前提条件:
– タイトル: ベーシックなコード進行をおしゃれにリハーモナイズするプロンプト
– 依頼者条件: コード進行のアレンジに挑戦したいが、具体的な方法がわからない作曲初心者。
– 制作者条件: コード理論や音楽ジャンルに関する知識があり、
リハーモナイズの具体的なアイデアを提案できるスキルを持つ人。
– 目的と目標: 基本的なコード進行を使い、初心者でも実践可能な
おしゃれなリハーモナイズ方法を提案し、楽曲の魅力を高めるサポートをすること。

#実行指示:
F-G-Em-Amを使用して、リハーモナイズして、
楽曲の魅力を高めるおしゃれなコード進行を提案してください。
以下の参考情報を一つずつ取り入れて、5つのコード進行を
提案して下さい。

#参考情報:

1.セカンダリードミナント

2.サブドミナントマイナー

3.テンションコード

4.オンコード

5.パッシング・ディミニッシュ

—————————————————————————

赤字のところを元のコード進行をいれてもらって、変更したい部分は変更していただき、
コピペでChatGPT等に貼り付けていただければ、使えるかと思います。

AIによる4536進行をリハーモナイズ:ChatGPT編 

これから結果を検証していきたいわけですが、
ご了承いただきたいことが2点あります。

  1. 私のプロンプトには改善の余地がある
  2. AIは全てに完璧に回答してくれるわけではない

いろいろ試してはみたのですが、完璧という回答が得られなくて
正直イラついたこともありました(汗)

でも、ふと気づいたのはネットの情報や書籍から学んだ通常の情報より
意外性のあるものが出てくるのではないか?と、、、

ですので、温かい目でみてやって下さい(笑)

セカンダリードミナントを取り入れる

セカンダリードミナントは、目的地となるコードの属七のコードを挟むことで進行を強調します。

進行例:
F – A7 – Dm – G7 – C

  • 説明:
    • Fの後にA7(Amのセカンダリードミナント)を挿入。
    • Dm(IIIm)を経由してG7(Cのセカンダリードミナント)を配置。
      最後はC(トニック)で解決。
    • おしゃれで、ジャズやポップスに使える進行です。
トミー
トミー

言っている内容も少しおかしいですし、
コード進行自体も大きく変わってしまってますが(笑)
これはこれで面白そう

元の4536進行

リハーモナイズした『F – A7 – Dm – G7 – C

トミー
トミー

リハーモナイズとは言えないかもだけど、
これはこれでいいかも?

サブドミナントマイナーを取り入れる

サブドミナントマイナーは、IVの代理として使われ、切ない雰囲気を加えます。

進行例:
F – G – Gm7 – C7 – Am

  • 説明:
    • G(V)をGm7に変えることで暗く柔らかな響きに。
    • Gm7からC7への流れは、サブドミナントマイナーの特性を生かしつつAmに解決。
トミー
トミー

これも何かおかしなこと言ってるけど、
Gはサブドミナントじゃないし、
Gm7からC7への流れはFに行くよなぁ?

元の4536進行

リハーモナイズした『F – G – Gm7 – C7 – Am

トミー
トミー

Amで解決してる感は感じないけど、
G-Gmの流れは悪くないかも?
普通にGm7-C7-Fだとどうだろう?

さらに変更した『F – G – Gm7 – C7 – F – G – Gm7 – C7

トミー
トミー

何か使えそうな気がする、、、

テンションコードを取り入れる

テンションコードを加えると、洗練された響きが得られます。

進行例:
Fmaj7 – G9 – Em7(b5) – A7(#9)

  • 説明:
    • FをFmaj7に変更し、リッチな響きを追加。
    • G9で広がりを作り、Em7(b5)(IIImを半減七に変更)でテンションを高める。
    • A7(#9)(セカンダリードミナント的に利用)で鮮やかに解決。
トミー
トミー

何か良さそうな気がする
G9はGadd9かなぁ?

元の4536進行

リハーモナイズした『Fmaj7 – Gadd9 – Em7(b5) – A7(#9)

トミー
トミー

おー、いいかも。
Em7(b5)がすごくいい!!
最後のA7(#9)が自分的には違和感が、、、

さらに変更した『Fmaj7 – Gadd9 – Em7(b5) – A7(9)
Dm7(9) – Em7 – Fmaj7 – G7(13)

トミー
トミー

これはオシャレかも!!

オンコードを取り入れる

オンコードを使うと、ベースラインが滑らかになり、進行が流れるように聞こえます。

進行例:
F/A – G/B – C – Am7

  • 説明:
    • F/A(FにAのベースを追加)とG/B(GにBのベースを追加)で
      ベースラインをスムーズに下降させる。
    • CとAm7で安定感を提供。
トミー
トミー

ん?ベースライン下降じゃなくて
上昇してるよな?
理論的にはおかしくなさそうだけど、、、

元の4536進行

リハーモナイズした『F/A – G/B – C – Am7

トミー
トミー

個人的にオンコードの響き、好きだからいいかも?
ベースラインがA→B→Cと上昇するのもいい!

パッシング・ディミニッシュを取り入れる

ディミニッシュコードを挿入して滑らかに進行をつなぎます。

進行例:
F – F#dim – G – G#dim – Am

  • 説明:
    • FからGに進む間にF#dimを挟み、スムーズな上昇感を演出。
    • GからAmへ向かう途中にG#dimを追加することで、動きが生まれる。
    • 短い「不安定→安定」の変化が魅力。
トミー
トミー

これは絶対いいでしょ!

元の4536進行

リハーモナイズした『F – F#dim – G – G#dim – Am

トミー
トミー

これ好き!
4小節のコード進行にするなら
コードチェンジのタイミングはいろいろあるけど
リハーモナイズということなら、これかなぁ?

ChatGPTにお願いしたリハーモナイズの回答はこんな感じでした。

個人的な感想は回答になっていない箇所もあるものの、
新たな発見が出来たことが大きかったです。

これからもAIはどんどん進化すると思うので、
これからも勉強を続けていきたいですね。

AIによる4536進行をリハーモナイズ:Claude編

ChatGPTを使って、リハーモナイズをしてみましたが、
プロンプト(命令文)に対する回答という意味では、
まだまだな部分を感じました。

そこで、Claudeというこちらも一部無料で使えるAIツールも使ってみました。

プロンプト(命令文)はChatGPTで使ったものと全く同じものを使いました。

セカンダリードミナントを使用したバージョン

F - D7 - G - G7 - Em - E7 - Am

説明: 各コードの前に、そのコードのV7(セカンダリードミナント)を配置しました。
D7はGの、G7はEmの、E7はAmのセカンダリードミナントとして機能し、
進行に緊張感と方向性を与えています。

トミー
トミー

うまくセカンダリードミナントを
使っている気はするけど、、、

元の4536進行

リハーモナイズした『F – D7 – G – G7 – Em – E7 – Am

トミー
トミー

もっとオシャレに出来そう。
改善の余地はあるけど、
これはこれで全然使えるかな。

サブドミナントマイナーを使用したバージョン

F - Gm - Em7 - Am

説明: GをGmに変更することで、サブドミナントマイナーの響きを取り入れました。
   これにより、より切なく、情感豊かな響きになります。

トミー
トミー

これもChatGPTと同様
ドミナントのGをGmにして
サブドミナントマイナーって言ってるなぁ。
この進行にサブドミナントマイナー入れるのは
難しいかなぁ?

元の4536進行

リハーモナイズした『F – Gm – Em7 – Am

トミー
トミー

これはやっぱりちょっと違和感あるかなぁ?
素直にFm使ったらどうだろう?

さらに変更した『F – Fm – G – Em7 – Am

トミー
トミー

若干無理矢理感あるけど、
悪くはないかなぁ?

テンションコードを使用したバージョン

Fmaj9 - G13 - Em9 - Am11

説明: 基本のコードに9th、11th、13thなどのテンションノートを加えることで、
   より豊かな響きを作り出しています。特にG13は華やかな印象を与えます。

トミー
トミー

これは大丈夫そうかなぁ?
実はテンションコード苦手です(汗)

元の4536進行

リハーモナイズした『Fmaj7(9) – G7(13) – Em7(9) – Am11

トミー
トミー

好みの問題かもしれないけど、
Em7(9)のF#の音が気になる、、、
Em7(b9)にしたら、どうだろう?

さらに変更した『Fmaj7(9) – G7(13) – Em7(b9) – Am11

トミー
トミー

個人的にはこっちの方が好みかなぁ。

オンコードを使用したバージョン

F - G/B - Em/G - Am/C

説明: ベース音を変更することで、よりスムーズな声部進行が生まれます。
   特にG/BからEm/Gへの進行は、ベースラインが滑らかに動きます。

トミー
トミー

ん?これはベースラインが滑らかって
思えないし、オンコード使う意味があるのか?

元の4536進行

リハーモナイズした『F – G/B – Em/G – Am/C

トミー
トミー

オンコードはベースラインを滑らかに
つなぐって習ったけど、これはそういうわけじゃない。
でもオンコードの響きが好きだから
良く聴こえちゃうなぁ、、、

パッシング・ディミニッシュを使用したバージョン

F - F#dim - G - Em - Ebdim - Am

説明: FとGの間、EmとAmの間にディミニッシュコードを挿入することで、
   クロマチックな動きが生まれ、より洗練された印象になります。

トミー
トミー

EmとAmの間にディミニッシュコードを挿入することで、
クロマチックな動きが生まれってのがよく分からんけど
パッシングディミニッシュではないよなぁ。
Ebdimがどんな働きをするんだろう?

元の4536進行

リハーモナイズした『F – F#dim – G – Em – Ebdim – Am

トミー
トミー

前半のパッシングディミニッシュは
もちろん完璧だけど、後半は、、、
意表を突くコードではあるんだけど、、、
何かうまく使いたいなぁ!

まとめ:コード進行のリハーモナイズ! AIで試すなら知っておきたいポイント

リハーモナイズとは、コード進行に新たな視点を与え、楽曲の魅力を引き出す技術です。

本記事では、AIツールを活用して効率的にリハーモナイズを試す方法をご紹介しました。

ChatGPTとClaudeを使い、セカンダリードミナントやテンションコード、
オンコードなどのテクニックで、ベーシックな進行をより豊かに
リハーモナイズする具体例をお伝えしました。

記事で紹介した方法を実際に試し、自分の音楽にどんな変化が生まれるか
楽しんでいただけると嬉しいです。

AIはこれからますます進化していくでしょう。

今回の記事の通り、AIはまだまだ完璧ではありませんが、
AIをどのように扱うか学んでいくことは音楽制作のみならず
生活を楽しませてくれるのではないでしょうか?

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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