第六回 あいさん用 楽曲分析の下準備編①/楽曲のオーディオファイルとDAWを合わせる

あいさん、こんにちは!

第六回も、よろしくお願いします。

今回は楽曲分析する際の下準備について説明していきますね。

お互いの環境が違うので、まずはCUBASEで説明して概要を理解してもらって
ネット上のLOGICのやり方をこちらに説明していきますので、
手順通り進めてみて下さい。

オーディオファイルのDAWへの貼り付け方(CUBASE)

CHORD AIでテンポを簡単に検出する方法を見つけましたね。
これは非常に画期的なことではあるんですが、
これだけでは、充分ではありません。

  • 分析するファイルがどういう感じなのか?
    (頭の無音の部分の長さ等)
  • 曲がどういう始まり方をするのか

によって、調整していく必要があるからです。

これは、『EAT SLEEP DANCE』のファイルをそのまま1小節目の頭に
貼り付けた状態です。

2小節目辺りまで、波形が小さい状態ですよね?
単純に波形が小さければ、音量が小さいと考えてもらって大丈夫です。

ここで大切なことはまずこの曲のビートを小節の頭に合わせる作業です。
もう少し簡単に言うと、『ワン、ツー、スリー、フォー』の『ワン』が
どこなのかを探して、小節の頭に合わせる作業です。
この曲は少し難易度が高いかもしれませんね。

分かればどこでもいいのですが、この曲で確実に一番分かりやすいのは
複雑なリズムの後に、少しラップっぽい(?)メロディーが来て
その後にバスドラムの音がドン、ドン、ドン、ドンと始まりますね。

個人的にはここが一番分かりやすいかなぁと思います。

今オーディオファイルが分割されているのが分かりますか?

CUBASEでは、簡単に言うと音量の大きさでファイルを分割出来る機能があり、
それを使いました。

耳で確認したところ、ピンクで囲っている箇所が
ドン、ドン、ドン、ドンの最初のドンの箇所でした。

ですが、この箇所は小節の中途半端な位置ですよね?
これでは、どうやってもDAWと合いません。

分かりやすくするために、該当の箇所以外を消しました。

これは見た目的にはなくなっていますが、消えてしまったのではなく
一時的に消えているという解釈で大丈夫です。

とりあえず、ファイルの頭を18小節目の頭にピッタリ合わせました。
CUBASEの場合は、ファイルの右下をドラッグすることで、
この後のデータが復元されます。

この状態にしてからCHORD AIで検出したテンポ『134』に変更してみます。
この作業をしないと、いくら正しいテンポに設定しても
DAWとオーディオファイルが合っていない状態になります。

こんな感じですね。

ここまで出来たら、18小節目からメトロノームに合わせて確認します。
テンポがズレているようなら、数値を上下してみます。

僕が確認した所、テンポは『133』でした。
テンポは『1』違うだけで、最初は良くても後でかなりズレてきます。

MOE SHOPのような打ち込み主体の音楽ではあまりないと思いますが、
僕の好きな生バンド系では、そもそもキリのいいテンポで
いくらやっても合わないということもあります。

正しいテンポが検出出来たところで、今度は削った前半を復活させます。

この作業をした時に、小節が足りなくなる場合があります。
その際は、必ずファイルを小節の頭から、後ろの小節の頭に合わせて下さい。
そうしないと、せっかく合わせた物がまたズレてしまいますからね。

上図の場合は、今2小節の頭にあるファイルを3小節目頭とか
とにかく後ろの小節の頭にピッタリ合わせてから、またファイルの左下を引っ張ります。

これで完成ですね。
念のため、最初からメトロノームに合わせて再確認してみます。

大丈夫そうでした。
この曲は複雑なビートが多いので、ズレているように感じる箇所も
ありますが、テンポ『133』で大丈夫だと思います。

ちなみに曲中でテンポや拍子が変わる曲もあるので、
そういう曲はその箇所の変更も必要になりますね。

オーディオファイルのDAWへの貼り付け方(LOGIC)

LOGICでの同様の作業をする際は、このやり方が良いと思うので、
リンクを貼っておきます。

楽曲のテンポを割り出す Logic Pro の使い方
DAWには「テンポ自動検出機能」が備わっていますが、ここではマニュアルによるテンポ分析方法をご紹介します。

また、こちらのサイトは個人的に一番分かりやすいと思うので、
こちらのLOGIC専用の使い方を少しずつ見ていくようにすれば
終わった頃には、使い方が大方分かっている状態になると思います。
(僕もCUBASE版を最初から最後まで見ました、
 古いバージョンで動画制作されているので、画面が違ったりは
 あるかもしれませんが、、、)

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まとめ:楽曲分析の下準備編①/楽曲のオーディオファイルとDAWを合わせる

こちらは慣れるまで、わかりづらい作業かもしれませんが
必須の作業です。

何をするにもオーディオファイルとDAWが合っていない状態では
何も出来ませんので。

おそらくLogicの作業も慣れれば、数分で完了する作業なので、
マスターして下さいね。

他にCDとかWAVファイルを持っているなら
練習でいろいろ試してみて下さい。

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